歯周病の進行過程
健康な歯肉
- 薄いピンク色の歯肉。
- 歯と歯の間に歯肉が入り込んで弾力がある。
- 歯肉が引き締まっている。
- ブラッシングでは出血しない。
歯肉炎
- 赤色の歯肉。
- 歯と歯の間の歯肉が丸みを帯び膨らんでいる。
- ブラッシングで出血する。
- 腫れた歯と歯肉との間に歯垢が溜まり悪化する。
歯周炎
- 赤紫色歯肉。
- 歯と接している歯肉が更に腫れる。
- ブラッシングで出血や膿がでる。
- 歯と歯の間が広がり、食べ物もよく詰まる。
- 歯肉が退縮して歯が長く見える。
- 歯周ポケットが深くなり骨(歯槽骨)が溶ける。
歯周病って治るの?
現在では歯周病は、予防でき治療も可能です。 大切なのは予防、診断、治療、そしてメンテナンスです。
この15年の間に、歯周治療は急速な進歩を遂げました。 以前は「不治の病」とさえ言われていた歯周病も、現在では進行を阻止することが可能となり、健康をとりもどすことができるのです。まず、歯周病の原因は歯垢ですから、それをためない、増やさないことが基本です。そのためには・・・
- 正しい歯ブラシの方法で毎日実行することです。歯の表面を歯垢のない清潔な状態にしておく事が何より大切なことです。
- 歯肉の中まで入っている歯石を完全に取り除き、さらに根の表面を滑らかにして炎症を引き起こす細菌を徹底的に除去することです。
- 傷んだ歯肉、骨を治療して健康に近い歯肉にすることです。
- 健康の保持のため歯科衛生士による専門的なクリーニングなどのメインテナンスを定期的に受けることです。