最新のホワイトニング剤は、ほとんど痛みがありません。ただし、エナメル質が薄い場合や歯の根元が見えている場合には知覚過敏が生じることがあります。
症状が出ても24時間経てばなくなります。事前の診査で、もしそのような部位があればしっかりお知らせしていきます。
歯のホワイトニングとは、その主成分である過酸化水素が歯の中の着色物質を分解することです。 そのホワイトニング剤(過酸化水素)が着色物質を分解すると同時に歯の中の水分バランスも崩し、一時的に脱水症になります。
この状態が「疼痛感」となります。
この脱水症状は過酸化水素の化学分解によるものですので、ほとんど避けることはできません。歯の中の水分状態は人によりまちまちで、歯の大きい人、小さい人によっても全く異なります。 ですから、人によって疼痛感は異なります。これは全く歯に影響がありませんので安心してください。
妊娠中・授乳中の方、無カタラーゼ症の方、18歳以下の方、歯に広範囲によるひび割れのある方、重度の知覚過敏症には提供しておりませんが、年齢の上限はありません。
歯の色は人の印象に影響します。
歯が白い方が若々しく見えて、お肌もきれいに見えますので、アンチエイジングとしての効果があります。
年配の方にも是非受けていただきたいです。
初めてホワイトニングを受けられた方は、短期間で歯の表面に少し外からの着色がつきます。 なので、その後、再度ホワイトニングを重ねていくことにより「白さ」の定着率がよくなります。
必ず効果はありますが、当然それにも限界があります。
歯専用の色見本で現在の白さの確認と希望の白さをお伝えください。
実現可能かご説明させていただきます。
あまり大きくない虫歯、痛みを伴わない虫歯であれば仮の詰め物をして行うことができますので可能です。
ホワイトニングを行った後に、白くなった歯の色に合わせて被せ物や詰め物をしていきますので、虫歯の治療の前でのホワイトニングもおすすめです。
院内歯科技工士がおりますので、ご希望の色に沿って被せ物や詰め物も制作できます。
主にオキシドールで出来ている過酸化水素を主成分とするホワイトニング剤は歯科医師の元、正しく使用する限り安全です。
ホワイトニングの効果は永久的ではなく、半年~1年かけて少しずつも元の状態に戻っていきます。
歯の色の戻り具合は、 歯の質、食習慣、しっかり歯磨きしているかどうか、メンテナンスをおこなっているかどうかによって左右されます。
ホワイトニングには、医院で行うオフィスホワイトニングとご自宅で行うホームホワイトニングの2つがあります。
それぞれに特徴がありますので、歯のお色味やライフスタイルに合わせて、どのような方法が合っているのか患者様と一緒に考え、最適な方法をご案内致します。
オフィスホワイトニングは、短時間で作用させるので早く白くなりますが、後戻りしやすく、歯は不透明感のある白に仕上がります。
ホームホワイトニングは、時間をかけて作用させるので長く色がキープし、透明感が強くなります。
より早く、より白く自然な歯の色にし、より長持ちさせるには、オフィスとホームの併用が望ましいことがあります。
矯正治療の装置の種類によっては対応ができます。
一般的な矯正装置である表側にワイヤー(ブラケット)をつけた場合、治療中のホワイトニングは難しいため、治療中はときどきクリーニングを行い着色を予防して、矯正治療後に一気にホワイトニングをすることをお勧めしています。
裏側のワイヤー(リンガルブラケット)あるいはマウスピース矯正であれば、治療中にホワイトニングを行うことは可能ですので、気になる方はご相談ください。