健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも満たされた状態にあることをいいます。
経済的・社会的条件によって差別されることなく、健康に恵まれることは、 あらゆる人々にとっての基本的人権のひとつです。
健康を完全に達成するためには、医学、心理学や関連する学問の恩恵をすべての人々に広げることが不可欠です。
患者さんが確かな見解を持ち、積極的に生活に取り込んでいくということは、皆さんの健康を向上させていくうえで最も重要なことです。
すべての人々のQOL向上について考えるにあたり、まず基本となる健康について考えてみましょう。
健康は1948年にWHO(世界保健機関)が設立した際に掲げられたWHO憲章の前文で下記のように定義されました。
「健康とは、完全な肉体的、精神的及び社会的福祉の状態であり、単に疾病又は病弱の存在しないことではない。
到達しうる最高基準の健康を享有することは、人種、宗教、政治的信念又は経済的若しくは社会的条件の差別なしに万人の有する基本的権利の一つである」
と掲げられております。
健康は、自分で食べることが基本であり、結果的に健康につながります。
我々歯科医師の仕事は、健康および健康寿命に関して多大な関わりを持てる重要なものであると認識しております。
不幸にして歯が無くなったら、インプラント治療や入れ歯を入れることにより、咬めるようにする。
しっかり咬むことができれば健康への第一歩です。
まずしっかり咬んで、美味しく食事をいただき、健康で長生きする人生を目指しましょう。